クーラーが逃げる

お笑い芸人の
又吉直樹さんが
ある番組で「自由律俳句」について
語っているのを見て、
あ、これは!
この自由律俳句ほど
「人の感情とその背景を端的にかつ深く」表現できる手段はないなーと思い、
僕も勝手にツラツラと作ってみました。



夏の沖縄の熱帯夜にクーラー(エアコン)は欠かせません。
せっかく冷えた部屋の冷気を逃すのはもったいない。
そういう時に、まかり間違って部屋の窓やドアを開けっ放しにしようものなら、この言葉が飛んできます。
「えー(おい)、クーラー逃がすよ!」
それはまるで、海辺で遊んでいる少年が、潮溜まりで見つけた熱帯魚~小さくて綺麗で可愛らしくて貴重な~を手ですくい取って、それが指の間からスルスルっと逃げ出さないように、細心の注意を払っているかのような純真な心なのです。
「注意しないと逃げちゃうぞ」
少年がやっと手に入れた宝物を失いたくない切なる想いと似ているのです。




そんなせっかく手にした宝物を、他人の不注意で逃がしてしまった時の
少年の心の移ろい~焦り、嘆き、憤り、行き場のない怒り、あきらめ、その果ての許し~
を想像してみてください。







一週間、一所けん命働いて...
日曜の朝、ハッと目が覚め、「今日は休みだよ♡」という
日曜日の優しいささやきにホッと胸を撫で下ろします。
あー、日曜日って優しいなー。
そう思って、ベットで ウダウダしていると
「でもさ、いろんなことが出来るんじゃない?あんなことも、こんなことも...」
と疲れた身体を責めるような、何も考えたくない心を急き立てるような
日曜日の声も聞こえてきます。





いろんな事に想いを馳せる日曜日。
今まで感じたこと、やったこと、過ぎ去った思い出を振り返っていると、
かつて抱いていた夢や、これからチャレンジしてみたい
「未来の思い出」
が蘇ることがあります。
想像もつかない未来の思い出が眠る日曜日。





それぞれ俳句として成り立っているかは、
分かりませんが、
少なくとも僕自身は、相当〜楽しんでいます!



また色々と書き溜めて発表していきまーす。




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