【ちょっと不思議な鍼灸院】その②

一般的な医療では
原因→結果
の考え方で、
原因となる元を解消しようとしたり
取り除いたりしようとする。

僕もそれまでは風邪をひいたら
薬で風邪の原因を取り除き、
治すのが当たり前だと思っていた。

それが東洋鍼灸院でガラッと変わった。

結果(病気や体調不良)に至った
原因(病原菌とか)だけに注目するのではなく、
「なんの意味があって」病気になるのか、
「何を気づくために」不調になっているのか、
そういうことを学び体感していくことになった。

うーたーさんの東洋体験談続き ↓

【ちょっと不思議な鍼灸院】その②
いざ診察室へ、
【失礼します】と中に入ると、
【先生が若い!】w
仙人みたいなおじいさんが、鍼灸院の院長のイメージだったので、
ビックリ。先生も当時は30代だったんじゃないかな。
【どこも痛いとこはないんですけど、姉の勧めで健康チェックに来ました】
と、伝えると、私に何も聞かず、チェックが始まりました。
頭の先から、内臓系、背中、子宮。
私は掌をテーブルの上に置き、広げたまま座り、
先生は正面に座り、
スタッフさんが、私の横にたったまま、
スタッフさんの指を使ってO-リングチェックがはじまりました。

スタッフさんの左手がが私の頭を指でさして、
スタッフさんの右手で、先生がチェックするなにやら不思議な動き。
私はただ黙って座ってるだけ。

こうして、初診は行われ、私は意味不明のまま、
先生がカルテに書くのを眺めているだけだった。
また、自分が、何を言われたかは記憶にありませんが、
一冊の本が処方されたことは、今でも忘れられません。

その一冊が、私の運命を大きく展開させることになった。
その一冊が、私の本当の人生のスタートだった。
【母の望む人生】ではなく、
【私が私のモノサシで、私の生きたい人生の模索の始まり】。
【始まりの始まり】という表現があるが、まさに、その言葉がぴったりだった。

その本の名は
【白雪姫はなぜ毒リンゴを食べたのか?】岩月謙二著
その夜から2日間、初めて、本と私が人生を、
賭けたバトルを繰り広げることになる。
この本は、私の生きてきた25年間全てを否定した。

私は【ガラガラと音を立てて、私の思想が崩れていく】感覚を身をもって感じた。
本当に、ガラガラガラガラと、脳の中で音が鳴りながら、
まるでお城の外壁が雪崩のように崩れていった。
当時、高校で国語教諭をしていたので、
日本語の喩えにもビックリしたことを覚えている。
それくらい、この本は私を苦しめ、
私をサナギから、蝶へ進化させることになる。
この本がなければ、私の現在はない。
東洋鍼灸院がなければ、今の私はいない。
なぜなら、
【自分大嫌い1.000%、自分が憎くてしょうがないMAXの、
劣等感バリバリ、コンプレックスの塊女】で、
【わたしなんて生きてる意味があるのか?】
を毎日自問自答していた悲劇のヒロイン女だったからだ。
役に立たないと、自分の価値が無いようで、必死で働き、
認められたい一心で働き働き働きまくっていた。
でも、みんなから認められても、満足は得られない。
一体私は何をしたら満足なのかを、
自分でも理解できず、そんな自分も大嫌いで、
何かしていても、自分が嫌い、
何にもしてないと、もっと自分が嫌い。
そんな、自分で自分を責めるプロフェッショナルだった。

転載元→  https://www.facebook.com/utako.uejo/posts/828954747192115


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【ちょっと不思議な鍼灸院】その③

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