ココロを数値化してみると...

今年の6月から「ほんもあい」という集まりに参加しています。

平たく言うと「読書会」です。
(詳しくはこちらで https://m.facebook.com/honmoai/

毎月開催されるのですが、
「ほんもあい」がユニークなのは、毎回持ち回りで「親」が変わり、親はメンバーから本をプレゼントされるのです。
親からのリクエスト(例えば科学にまつわるもの、色んな働き方に関するもの、おまかせ、etc…)を受けて、頭の片隅で「面白そう」な本を常にリサーチしている日々が楽しい今日このごろです。

本屋に行ってアレコレ物色しながら気づいたのですが、ただ親のリクエストに応えるよりも、贈る本にどれだけ「自分を乗せられるか」を考えながら選ぶことも楽しみのひとつになっているなと。

毎回、集まったメンバーで、その日までに読んだ本を紹介する時間があります。

以前からのメンバーは流石に慣れた様子で、聴いてるだけで本の魅力に引き込まれていきます。

私もこれまでに何冊か紹介してるのですが、なんだかしっくりせず、「どうしたものかな~」と考えあぐねておりました。

これまでは、読みながら気になったフレーズや箇所をメモったり、書き写したりして、発表に備えたりしましたが、いざ発表すると、ただあらすじをなぞったり、上っ面の感想だけを喋ることしか出来ていない気がして、「なんか違うな~。もっと面白いところあったけどな~」とか思っていました。

そんな時ふと思い至ったのが「数値化」です。



読んだ本に、自分なりの「点数」をつけて発表してみよう。

単純に100点満点中何点!だと味気ないので、目で見て楽しめるように「グラフ化」してみよう。

何項目かごとに採点して合計点を出してみよう。

とイメージはすぐ出来たのですが、「項目」を絞り込むのに、時間がかかりました。

項目数は「5個」にしよう。
これは直ぐに決まりました。
特に深い意味はなく、百点満点でも50点満点でも計算がしやすいからです。

「項目」の選定は悩みました。

喜怒哀楽+αがいいのか、
満足度、中毒度、神秘度、栄養度とかはどうか?

実際に既読の本に当てはめて、
いろいろ試してみて、
落ち着いたのが、この5項目です。


キーワード
パワフル
意外性、なるほど、ひねり、パンチが効いてる
リズム
言葉の流れ、言葉の連なりの心地よさ
熱中
惹きこまれた、集中できた、没頭できた、
余韻
満足感、また読みたい、観たい、深みがある
ハンサム
本、パッケージの見た目、外見の良さ、ジャケ買い、存在感


実際にこの5項目で「採点」して直近の「ほんもあい」で発表してみましたが、
自分的にはすごく面白かったです。

採点してグラフ化してみて、気づいたのですが、
「数値化」にはさほど意味はなく、パワフル、リズム、熱中、余韻、ハンサム、という「付箋」を頭の中あるいは心のひだにくっつけていく作業のような感じです。

あとでグラフを見ながら、
「そうそう、こんな事を俺は感じたんだ」「パワフルは低いけど熱中は高い一気に読み終えたもんなー」とか思い出しやすいし、何より「自分の言葉」で喋りやすい。そこがポイント!

実際に「ほんもあい」で発表した時の資料がこちら




この「数値化」思いのほかハマり、日常でも付けてみると面白いのでは?
と早速項目を立ててみた


泣き、笑い
心が震える出来事、グッとくる場面に遭遇。または見聞きした。
粋でいなせ
気の利いた一言が言えた、または言われた、聴こえた
野生
風、空気、自然の流れに逆らわない振る舞い、行動
表現
自分の生き様を、本音を、素直に表せた
美味
うま~い!しあわせ~!

ここ数日、この項目を意識しながら過ごしているのですが、
これが面白い!

特に「泣き笑い」「粋でいなせ」という項目は、ただ日常をやり過ごしていては、なかなかポイントが加算されない。
高得点を狙う必要はないが、
より「俺らしい」生き方ってなんじゃろかい?って考えるキッカケにはなっている。


毎日つまらんと言う前に、進んでグラフを彩ろう!


そんな事を呟きながら過ごす今日この頃、さて今日はどんな採点が下されるか?楽しみだ!

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